気がつかないうちに大切な家を徐々に削り取っていくシロアリ。
おうちが様々なサインを発しだしたら赤信号です
・床鳴りがする ・壁床が黒ずんでいる ・床、壁がぶよぶよしている
お家にも「健康管理」が必要です。
シロアリ工事は火災保険のように継続して施工を行うもので、シロアリの被害を予防する最も大切な営繕工事だと思います。現在、宅建業法が改正されこの防蟻工事の履歴や被害は不動産価値を維持する上で見逃してはならない項目に認定されています。
シロアリは3億年前から氷河期をも乗り越え、進化の中で地中を選んだ昆虫です。地表を選んだのはゴキブリです。生態系ではシロアリはゴキブリに近く、クロアリはハチ科です。
シロアリには目がなく臭覚で餌である腐った木の匂いを嗅ぎ分け、カラダを保護する「蟻道」を作り地中からはいあがってくるのです。多湿で暗く風の吹かない床下はシロアリの住む環境なのです。
シロアリの防蟻再施工は被害が出てからの駆除ではなく、被害が出る前の予防の考えが大切です。シロアリは発見したらどうしようでは遅く、予防工事が基本です。
シロアリは新しいコロニーを作るために群飛します。ヤマトシロアリは4月下旬から5月にかけての日中、特に雨後の温暖な日の午前10時〜12時ごろに見られます(黒色の羽アリです)。イエシロアリは6〜7月の蒸し暑い日の夕方から夜に電灯に集まります(黄褐色の羽アリです)その時期には注意して観察してください。
シロアリ駆除の料金は、シロアリの種類、被害の大小、建物の構造、使用する薬剤などにより変わりますが1Fの建坪1坪あたり 6,500〜9,500円が一般的です。
被害が発生する前の予防措置であれば駆除費用の4/5ぐらいです。
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